スペースX社の再利用ロケット「ファルコン9」が初着陸に成功！

アメリカ、スペースX社の再利用ロケット「ファルコン9」が初着陸に成功しました。

初着陸に成功ってことは、今まで成功してなかったのか？

そうなんです。

というのもこのファルコン9、ロケットを逆噴出して着陸するという（SF映画ではお馴染みだけど、実際にはどこも実現していなかった）難しい方法に挑戦していたためです。

スペースXはアメリカの民間の宇宙会社。電気自動車の会社テスラ・モーターズなどの経営で有名なイーロン・マスク氏が経営していることで有名です。

すでに国際宇宙ステーションに物資を運搬する任務を担う（今年6月のは失敗）など、実績を少しずつ積んでいるところです。

最もチャレンジングなのが、ロケットで打ち上げてエンジンを逆噴射して降りてくる垂直着陸ロケット「ファルコン9」の開発。

これまでの垂直着陸はいずれも失敗してきました。

今年4月の失敗



それでは、紆余曲折をへて到達した今回の成功シーンを見てみましょう。


まばゆい光が画面に広がります。ファルコン9が下りてきました。



光が地上に近づきます



さらに近づくとロケットの姿が見えてきました！




着陸直後の様子。まだ炎が見えてますが、倒れずに立ってますね。



初の着陸成功に管制塔は大喜び！（後のスタッフも含めすごい人ですね）




着陸のシーンだけでいい方は、32分頃から視聴して下さい。



まだ何となく危なっかしいですが、将来はこれが普通になるんでしょうね。

ちなみに今回の打ち上げは、単に打ち上げて降りてくるだけではなく、11機の通信関連衛星を搭載し、全て分離に成功するなど通常のミッションもしっかりこなしています。

つまり、実用に耐えるレベルにかなり近づいているということですね。

今後が楽しみです。

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